<大垂水峠・相模湖・津久井湖>                     走ったところ へ戻る


東京地区でヒルクライムの初心者コースと言われるR20・甲州街道の大垂水峠(標高392m)を越え、相模湖から津久井湖を回る約40kmのコースです。多摩川CRから浅川CRを走ってきて、その終点手前の対岸にある陵南公園にはトイレ・ベンチがあり休息に便利なので、ここをコースの起点とします(浅川CRから橋で渡れる)。





浅川CRの終点からR20に出てすぐJR高尾駅交差点があります。クルマに気を付けながらR20を走って行くとまもなく京王電鉄・高尾山口(ケーブルカー乗り場)を通過し、すぐ中央高速・高尾山ICの橋脚が見えてきます。登りはまだ緩いのですが、右手に病院が見えるあたりから次第に傾斜が増し(5〜8%)、徐々にキツクなってヨイショ、ヨイショと漕いで行くと前方に歩道橋のようなものが見え、そこに「大垂水峠」の字があるので「アレもう着いたのかな」という感じで到着です。


コース出発点近くのR20・JR高尾駅交差点(銀杏並木で有名な甲州街道の西端)      大垂水峠(少し下った場所で休息)
自転車が止められるスペースがあるのは、峠を過ぎてわずかに下った所の左手にある「店」付近です。この大垂水峠はヒルクライムのトレーニングコースとして有名で、平日でも何人かのローダーが結構なスピードで上り下りをしていました。ただ路肩があまりない個所があり、交通量も比較的多いので、特にタンクローリーなどに右へ曲がるヘアピンカーブで追い抜かれると生きた心地がしません


これは峠からの下りも同様で、3~40km/hで下りて行っても抜かれるので(スピード違反でしょう!)、割合緊張することが多い道路だと思います。なお走ったときは秋・紅葉が見ごろの時期でしたが、終日曇天のため峠からの下りはとても寒く、冬用のジャージがあれば良かったのになと思いました。

相模湖公園(紅葉には少し早かった?)        
相模湖の人家が見えるようになったところから、再びアップダウンをいくつか過ぎ、相模湖駅交差点を左折して左へのUカーブを下って行くと相模湖公園がありますので、ここで休息か時間によってはランチになります。

ここまでは16km程度なので高尾駅からは意外と近く、「強脚」であれば大垂水峠を戻って帰るのもアリですが、ここは坂を嫌って津久井湖・城山ダムを回って橋本方面に抜ける国道を行くことにします。

ただし相模湖公園からは、相模湖大橋からR412ではなく北側に左折して交通量が少ない県道を行くことにしました。この道は多少アップダウンがあり4kmほどでR412に合流します。
R412は道志橋で一旦下り、橋から再び上りになりますが、これが結構傾斜がありまた長いので「もう坂は無いだろう」と思っているとツライ目に会います。

R412は途中からR413になり津久井湖の南を走りますが、この道路も交通量が非常に多くまた路肩があまりないので、できるだけ路肩に引かれた白線上かその外側を走るようにしますが、そこには格子状の雨水の吸込みフタがあるので細いタイヤの場合はツライと思います。

R413は城山ダムの堰堤上に道路がありますが、その手前に売店・トイレがある駐車場がありますのでここで一旦休憩です。この堰堤上の道路は路肩が全くなく、歩道は高くなっているので左に逃げる所がありません。ここで運悪くダンプカーの列に遭遇すると、ダンプカーの方も道路幅に余裕がないため肩スレスレで追い抜いて行きますので、ひたすらバイクを直進させることに神経を使います。

R413とは川尻交差点で分かれ県道を北に向かいますが、この交差点は登り坂なので、信号が赤で止まってしまうと次の漕ぎ出しが大変でした。県道48を走って行くと城山湖へ向かう林道の起点になる小松橋交差点、またその先に穴川交差点があります。高尾に向かう帰路の目標点は法政大学で、町田街道・法政大学入口交差点から北に向かう2車線の広い通りを上がって、途中の「寺田町西交差点」から丘を上がり「ゆりのき台団地」を通過して北野街道に突き当たります。


ここから北野街道から北に向かうにはちょっとした坂を登ることになります。また東京高専交差点からも少し上り坂になり、これを下り京王線陸橋を越えるとJR線踏切を渡った先のR20はもうすぐです。なお「寺田町西交差点」を曲がらずそのまま2車線道路を走っても北野街道に突き当たるので、多少迂回気味でも坂を避けるルートでR20に達することもできると思います。


大垂水峠や津久井湖の南を通る国道のコースは、東京地区では一般的なコースでかなり多くのローディーが集まりますが、交通量が多いのと路肩が狭いのであまり走りたくはないコースです。


実は津久井湖の北側を通って城山ダムの相模原側に出る県道515号線があるのですが、その一部は現在通行不可になっており、通行禁止の柵、土砂崩れ、倒木などで歩行は何とかできるものの自転車が通るのはキビシイ状態とのことで、もしこの道が遊歩道並みに整備されればローディーにとっては非常に楽しいコースになるのにな、と考えています。



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