奥多摩周遊道路は、武蔵五日市(東京都・あきる野市)から檜原村を通って奥多摩湖(東京都・奥多摩町)に至る東京都随一のスカイラインで、ドライブやオートバイの周遊コースとして人気がある道路です。
しかしオートバイのスラロームコースとして大勢のライダーがつめかけ、スピードの出し過ぎなどによる交通事故が多く、開通当時は危険な道路として規制がかかったこともありました(現在でも夜間は通行禁止で、ケガをしても救急車が来るまで2時間の看板あり!)。
一方この道路ができる前は、五日市から檜原街道で数馬集落までしか行くことができず、数馬は「東京の秘境」と呼ばれ、その先にある三頭山(1534m)は奥多摩の山の中でもアプローチが長い深山で有名でした。しかしこの周遊道路ができ、三頭山の下に「檜原都民の森(標高1000m)」が開設されていろいろなルートのハイキングコースや観光施設が整備され、小学生の遠足でも登れる山になりました。