<R16から多摩緑道(戦車道路)>                    走ったところ へ戻る
多摩川の南に広がる多摩丘陵の西の端(八王子市・鑓水)から町田市・小山田まで、丘陵で一番標高が高い(約170m)尾根筋に多摩緑道があります。この道は、かつて戦車の試走路として造られた道とかで、立派な広い舗装路なのですがクルマは進入禁止です。


多摩緑道は尾根筋なので、どこから行っても坂を上がることになりますが、比較的楽なのは西側から上がっていくルートで年寄りにはオススメです。
多摩サイの府中四谷橋から浅川サイクリングロードに入り、湯殿川との合流点の長沼橋から一般道を南に向かうと、北野街道の長沼駅入口交差点に出ます。交差点から西に向かう北野街道の左手に、北野台の住宅地に向かう坂がありますのでこれを登って行きます。この坂は約1.6km続き、勾配は平均5.3%、最大7.5%なので車道を行くのは多少覚悟が要りますが、自信のない場合は歩道上をゆっくり走っていくのも良いと思います。
                                     R16バイパスの側道を走る
R16バイパスにぶつかったらその側道を上がっていきますが、住宅地の端からR16バイパスの歩道(自転車走行可)が現れますので、間違って車道に入らないように注意します。

この歩道(右図)を鑓水まで走りますが、回りに道路整備事務所ぐらいしか人家はなく、歩行者にはほとんど出合いませんので非常に走りやすいです。

この歩道は自然に一般道に出るので、出た先の鑓水交差点を渡り、R16沿いに少し進んだ鑓水南交差点の左側に緑道入口の案内板があります。

多摩緑道の案内板に従って、北側に多摩美術大学を接している広い道を上がっていきます。道は登って、一旦下り給水塔がある交差点(クルマ進入禁止)がありますが、そこを南に(右折)向かい給水場の前の道路を横断して小山内裏公園へ上がる急坂を登ります。

登りきったところから南多摩斎場までは広い「戦車道路」が続き、所々にベンチや展望が効くポイントがあり、ウォーキングやジョギングにも人気の道路ですが、斎場から先は並走する一般道の歩道的な感じで下って行きますので、緑道の雰囲気はなく、あまりオススメできません。
小山内裏公園から戦車道路が始まる               この付近の下に尾根幹のトンネルがある
緑道の東端は、県道155号線・日大三高入口から南西に向かって登ってくる、さくら通りが上がりきったところにあります(右図)。

ここから南多摩尾根幹線道路(尾根幹)に出るには、どの道をとっても一旦下がって再び登ることになりますので、年寄りは帰りの坂登りを避けるために、この緑道東端までは行かず、南多摩斎場から少し西に戻ったところにある、緑道の下を通っている一般道に下って、尾根幹の南多摩斎場入口交差点に出るルートがオススメです。

帰りはこの尾根幹を利用して多摩サイの各橋に出ることになりますが、ここでは連光寺坂を下って関戸橋に出るルートが、休憩ポイントもあるのでオススメです。
尾根幹は稲城から町田へ、多摩丘陵の尾根伝いを貫く片側2〜3車線の広い幹線道路ですが、路肩も広く、また路肩の部分がガードレールで区切られている(自転車用?)所もあり、非常に走りやすい道路です。尾根幹はアップダウンが続き、またどこから行っても必ず坂を上ることになるため、トレーニングに使われることも多い道路です。

尾根幹の南多摩斎場入口交差点から、唐木田、小野路、永山を過ぎ、多摩東公園交差点の次の信号を左折します。多摩大に沿って進み突き当りを左折すると聖跡記念館交差点に出ます。交差点から左に向かうと記念館の建物とトイレがあり、ベンチがある桜が咲く広場もあるので一度行ってみるのも良いと思います。

聖跡記念館                          サクラの季節は多くの人出がある広場
交差点に戻って左手の道を直進すると急坂(連光寺坂)があります。この坂は斜度が約8〜11%・600m程度ですがクルマがあまり通らないのでヒルクラの練習坂として有名です。また坂が急に落ちる手前に、北〜北西方面の景色が良く見える「桜ヶ丘公園・ゆうひの丘」があり、なかなかの眺望が楽しめますので疲れた帰りには格好の休憩ポイントになります。

坂を下りると住宅地の中を通って新府中街道(鎌倉街道)の行幸橋へ至る道に出ますので、行幸橋から北に向かって関戸橋を渡り多摩川CRに出ることができます。
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