多摩湖自転車道(狭山・境緑道)> 多摩湖周回コースは除く)      走ったところ へ戻る
東京郊外の西東京市・関前五丁目井の頭通りの北端・五日市街道との交差点)から、多摩湖(東村山市・村山貯水池)まで、約10kmの多摩湖自転車道(狭山・境緑道)があります。

この道は多摩湖から境浄水場までの排水管の上を、遊歩道・自転車道として整備したもので、多摩湖の下まではほぼ一直線の道路です。


                         多摩湖のシンボル・ルネサンス様式の取水塔
自宅から5〜6分でこの自転車道に出ることができ、20分ほど走ると写真の多摩湖(下湖)に到着します。

多摩湖は周辺地域の憩いの場として戦前から有名で、近隣の小学校では遠足や写生会の定番の場所になっています。
自宅から近いので、スポーツバイクを始めてから「遠征」など特に予定がない場合は、週1回のペースで多摩湖・狭山湖まで行くことにしています。上湖を含めた多摩湖周回自転車道や、途中から少し先にある狭山湖(所沢市・山口貯水池)まで走るコースは、小さなアップダウンもあり、トシヨリにとって適当な約30kmのトレーニングコースです。

一年中多摩湖に通っている訳ですが、サクラやアジサイ、紅葉など四季折々の風景が楽しめ、また堰堤からは富士山はもちろん丹沢、道志、奥多摩、奥武蔵の山々が水面の向こうに連なる景色は、何回見ても飽きることがありません。また反対側には、見通しが良いと池袋・サンシャインビルやスカイツリーをはっきりと見ることができます。

この自転車道は起点からすぐ左側(南側)に小金井公園が、また府中街道先の左側に並行して走る西武多摩湖線を挟んで東村山中央公園があります。他にも小さな公園が隣接しているのでトイレや休憩場所には困りません。

また西武新宿線の花小金井駅小平駅の南口駅前と、西武拝島・多摩湖線の萩山駅八坂駅の北側を通過し、小金井街道、青梅街道、府中街道を横断するほかに西武拝島線と西武国分寺線の2つの踏切も渡ります。

特に小平駅前は一旦自転車道が消え一般道になりますが、来た道をそのまま直進して2つめの信号から再び自転車道に入ります。

この自転車道は緑が多く、また桜の季節には各所の花を見ながら多摩湖まで走ることができますが、特に花小金井駅周辺と小平駅東側は右のように見事な花のトンネルになり、多くの花見客が押し寄せます。

しかし花小金井駅周辺と小平駅周辺から萩山駅にかけては生活道路になっており、歩行者の他に自転車も非常に多く、また交差する一般道が多いためその交差点には車両進入阻止の柵があり、通り抜けるのに十分な注意が必要です。

またレーンが狭い上に一般歩行者が並んで歩いている事も多く、ジョギングの人も多いので走行や追い抜きには細心の注意が必要で、スピードを出すことはできません。

府中街道を横断し(道路をまたぐ横断橋もある)西武国分寺線の踏切を越え、次の交差点を過ぎるとようやく「自転車道」らしくなり、空堀川に架かる橋を過ぎて西武多摩湖線の下を潜ると、多摩湖堰堤に上がる「多摩湖坂」の下の武蔵大和駅西交差点に着きます。

府中街道を横断(横断橋もある             緑が濃い自転車道 沿道の桜など季節の花が楽しめる
このまま自転車道を上がってもいいのですが、交差点と自転車道を分ける柵の間隔が狭いので左に並走している一般道を走る場合もあります。


空堀川に架かる橋(上は新青梅街道)              堰堤下の交差点(自転車道は右手の坂)
この坂は堰堤南端まで約600mで勾配は徐々に上がり、最後のカーブ付近は約5%の勾配になります。また坂の途中で堰堤下の狭山公園に右折で入れますが、そこから堰堤に上がるには堰堤と平行に北端まで走って最後に約8%勾配の短い坂を登ります。


右手に堰堤下の狭山公園入口がある               多摩湖坂最大勾配約5%のカーブ

堰堤東側の狭山公園に下りる短い坂(約8%)           多摩湖(下湖)の堰堤
多摩湖の堰堤からは、東京には珍しく360°の展望が開け、空がとても広いです。堰堤からは西武遊園地の観覧車や展望タワーが見えますが、湖水の北西に見える銀色の丸屋根の西武ドームが、この景観を壊しているキライもあります。

多摩湖は何時行っても多くのサイクリストを見掛けます。また散歩をする人も多く近隣のオアシスになっています。
                      


夕焼けの湖水と影富士(多摩湖堰堤より冬至の前日に撮影)


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