<城山湖・穴川林道>                          走ったところ へ戻る


東京周辺でヒルクライムの初心者コースとされている城山湖へ登る穴川林道へは、多摩サイから南多摩尾根幹線道路を通るルートが良く紹介されていますが、年寄りにはなるべく起伏を避けて林道起点に至るルートとして、この浅川CR〜湯殿川側道経由が良いと思います。


浅川サイクリングロードの長沼橋までは「浅川サイクリングロード」を参照してください。
長沼橋を南に渡って湯殿川沿いに一般道を西に進みますが、浅川CRへ向かう湯殿川の小橋を渡らずに、そのまま湯殿川沿いに走り、広い一般道に突き当ったら、道を渡って南西方向に道を伝って北野街道に出ます。

R16バイパスの橋下交差点(打越交差点)を渡り、少し北側にある湯殿川の左岸(北側)に沿った側道を行きます。途中いくつかの一般道と交差しますが、最初に目的とするポイントは、町田街道の法政大入口交差点なので、ここに向かう場合2つルートがあります。

1つは川のすぐ北を走っている北野街道の「つどいの森入口」交差点からの道で、建設途中の南八王子R20バイパスのルート上にあり、その一部は広い歩道状になっているためクルマを気にしないで走れます。

ただしこの道に左折してすぐ勾配が7〜8%程度の急坂があるので、心の用意がないと結構キツく息が切れます。道なりに進むとT字路交差点で片側2車線の広い道路(何とかカントカの長ったらしい名前の通り)に出ますが、この道は湯殿川と交差しているので、そのルートでもこの交差点で一緒になります。

この通りは路肩も広く、クルマも街道筋より少ないのでとても走りやすいと思います。この道の割合長いアップダウンを上がったり下がったりして道なりに南へ向かうと、法政大を通過して町田街道・法政大入口交差点に出ます。

法政大入口交差点から穴川林道起点の県道48号線・穴川交差点や、小松林道起点の小松交差点へは、そのまま町田街道を突っ切って県道48号線に出ても良いのですが、南西に見える団地内を通って細い道を直接行くこともできます。

穴川交差点からしばらくはゆるい坂道が続きますが、集落が途絶えるあたりから次第に勾配が増して行き、Uカーブに達するあたりは大体10%程度でしょうか? 急勾配で知られる雨降林道との交差点から100m程度がこのコースの最大勾配になります。また他の林道が集まってくる発電所入口・駐車場入口までも結構な勾配で気が抜けません。

道はさらに発電所の上にグルッと延びており、そこを登って行きますが、今までの勾配がキツかったので割合スイスイと登っていけます。登り切って左側にやや下ると東屋のある展望台があります。またそのままクルマ禁止の柵を通って左上に行くと、展望台よりさらに高い所があり八王子方面の展望がキレイです。

帰路は都井沢ルートを下り、津久井湖の北側を走る県道513号線に出て、途中の三井大橋を渡るコースを走ってみました。

この場合は都井沢交差点まで下らずに、途中でつづら折りの歩行専用通路を下りますが、そのポイントは下り坂を調子に乗って走っていくと見逃すかも知れません。
展望台から城山湖
つづら折りの道は、都井沢ルートを下って最初の信号が現れたらその少し先の右側(西側)にやや広い路肩の先にありますが、道路とはガードレールで隔てられていて直接自転車を乗入れられません。

つづら折りの歩行者通路を歩いて下り、下り切った所からさらに下る方向に道なりに進むと、圏央道の上を渡る橋に出てその先の県道513号線に出られます。ここから最高地点のトンネルまでやや長い坂道が続きますが、左手には次第に津久井湖がキレイに見えてきます。トンネルからはお約束のダウンヒルで三井大橋まで一気に下ります。ここからの眺めは、津久井湖の南側を走るメインの国道側から見る風景よりキレイだと思います。

                    三井大橋から津久井湖の眺望
帰りは城山ダムを通過し、ダムを通る国道から県道48号線に左折し町田街道・法政大入口まで行きますが、県道48号線は路肩が狭く、大型車両も通るのであまり走りたくない一般道です。帰路も往路と同じルートですが、法政大入口から登りは大学までで、後は北に道なりに向かって下り、湯殿川との交差点まで走ります。この交差点からの湯殿川の側道は、途中まで車両進入禁止の通路になるのでオススメです。

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