東京から北西部に広がる奥武蔵と呼ばれる山塊地域があり、昔から日帰りハイキングコースで賑わっていましたが、標高が比較的低いためなのか最近ではその峠や山頂付近までにも道路が作られてしまい、山登りには少し面白くなくなってきました。しかし逆にヒルクライムが好きな健脚のロードバイク乗りには、これらの道を組み合わせたコースに人気があります。
名栗湖はこの奥武蔵の南端にある治水用人造湖で、一般的には西武池袋線またはJR八高線の飯能から入間川・名栗川に沿った県道70号線(名栗街道)を往復するコースになりますが、東京・青梅側から行こうとすると、どのルートでもいくつかの峠越えが必要になりヒルクライムが楽しめるコースになります。
出発点のJR青梅線・東青梅駅には、都内から走って行く場合にはJR八高線・拝島駅まで玉川上水側道を行き、国道16号線を横断して路肩が広い新奥多摩街道を行くのが良いと思います。またクルマの場合はこの周辺に幾つか利用可能な駐車場が点在しています。