<彩湖から上流へ>                           走ったところ へ戻る
彩湖の北隣の秋ヶ瀬公園から荒川上流に向け荒川CRを走りました。

荒川CRは彩湖以南と以北とでは道路状態が大きく変わり、河口に向かう以南のルートは荒川の大きな堤防上の広い道路(災害時の広域防災道路)ですが、北に向かうルートは多摩川CRのような狭い幅の道になります。

これは道路が付けられている堤防が(下流側から見ると)彩湖の南端で左右に広がり、東側の堤防(旧荒川堤防?)が現在の荒川から離れていることによるものと思われます。

秋ヶ瀬公園から荒川上流(さくら堤公園)まで

クルマは秋ヶ瀬公園の駐車場に停めましたが、秋ヶ瀬公園の駐車場は無料でまた園内に多数あり、平日では止める場所に困りません。また各駐車場にトイレや自販機が併設されている場合が多いので、荒川CRを走るときはこの公園か南隣の彩湖周辺の駐車場に停めることにしています。

住居がある多摩地区から秋ヶ瀬公園へは、公園の北側に隣接する羽根倉橋が所沢から北浦和駅に至るR463(4車線道路)なので、適当なルートでこの国道に出れば良いことから荒川CRへのアクセスは大変便利です。

荒川CRの終点(起点?)は東松山市の国営武蔵丘陵森林公園ですが、当初はそこまで行く気はなく、適当な地点で良いかな、と考えていましたが、結局比企自転車道との分岐点から少し先の「さくら堤公園」の日陰で休息後、そのまま引き返すことにしました。

秋ヶ瀬公園の駐車場前の車道を北に向けて出発し、突き当りを右折して秋ヶ瀬橋東端の信号を鋭角に左折し荒川CRに入ります。曲がり角や交差点には「自転車道」や「東松山方面」の標識が立っているので間違えることはありませんが、数か所迷うところがあり、初めての場合は注意する必要があります。

最初のポイントは「川越線」の踏切を渡った先にR16の上江橋東端が見えますが、近づくと道が2つに分かれています。左はR16の下を潜って荒川左岸を進み、「榎本牧場」を経由してその先の「桶詰橋」を左折して荒川を渡るルートです。一般的には右側に進み、上江橋の歩道に出て橋を渡りますが、途中で左に降りる点に注意が必要です。

上江橋は入間川と荒川の合流点の北側にかかる橋で、両川の中間に降りて荒川右岸を行くことになりますが、次の入間大橋でも右手に降りる道を見逃すことがありますので注意が必要です。

入間大橋からは標識が随所にありますので間違えることは無いと思いますが、途中に交通量が多くかつ結構飛ばしているクルマが多い県道との平面交差があります。
 
さくら堤公園(CRの両端が延々と続く桜並木の公園)       比企自転車道との分岐点(左:比企丘陵へ)
                               本田エアポート                   
この日は梅雨の合間の晴れ間で日差しが強く、日陰を探していたところ、道の両側に延々とさくら並木がある「さくら堤公園」があったので、休息後ここら辺でもう帰ろうということになりました。

帰りは「本田エアポート」と「榎本牧場」を見ながら左岸ルートを辿って帰ることにしました。

左岸ルートへは「本田エアポート」への道を降りて、滑走路の突き当りを右折し空港に沿っている道を行きましたが、すぐ大きな水溜りの穴が道路のあちこちにあるダートとなり、それを避けながら荒川左岸に渡る橋(桶詰橋)へ至る舗装路に出られました。
                               榎本牧場の売店                  
橋を渡りすぐ右折し、標識に従って細い道を走ると、すぐ「榎本牧場」の看板が眼に入ります。ここの名物であるジェラートを食べるのが荒川CRを走るローディーのオキテだそうなので、ベンチに座っておいしくいただきました。

この日は平日でしたが、それでも十数台のロードバイクがバイクハンガーに掛けてあり、ジェラートを食べている間も次々とローディーがやって来るのを見ると、休日はさぞや賑わっていることだろう、と思いました。

なお牧場ですのであの特有なニオイが漂っていましたが、季節的なものなのか、さくら堤公園やその周辺の道でも同様でした。このニオイは仕事で良く行った北海道・帯広空港で、空港を出ると真っ先に漂ってくるニオイですが、そういえば広い畑や丘を見ると何となく北海道に似ていなくもないナ、と思いました。
榎本牧場からは木々に囲まれたトレイル(ダートではない)をウネウネと走りますが、いきなりルートが曲がったりするので道が分かれるポイントでは注意して標識を確認する必要があります。


実は途中で鋭角に曲がるポイントを見過ごし、そのまま直進して左右にゴルフ場が広がる一直線の車道に出てしまいました。オカシイなあと思いながらそのまま走っていると上江橋らしい橋の下を通過したので、左に行ける道を左折して何とか往路に渡った川越線踏切の手前に出ることができました。


両方のルートを走ってみると、この左岸ルートの方が(走り易くはないのですが)オモシロイのではないかと思います。季節にもよりますが、走った時が夏に向かう暑い時期だったので、日陰が比較的多いという点が助かります。またジェラートもあります!


しかし荒川CRは、下流にせよ上流にせよ基本的には日陰がない堤防上の道なので、夏季に走っても暑いだけであんまりおもしろくありません。また上流に向かうCRは、景色と言えば田畑とゴルフ場ばかりで、ここまで来たという達成感を感じるポイントがありません。


トレーニングで走る分には広い直線路が多いので良いのでしょうが、トシヨリが楽しんで走るには春か秋、特に錦秋から晩秋あたりが風情があって最適ではないかと思います。


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