<奥多摩湖から風張峠・檜原村都民の森(奥多摩周遊道路)>        走ったところ へ戻る
五日市から奥多摩湖に抜ける奥多摩周遊道路の最高地点・風張峠と都民の森へ、奥多摩湖側から登るコースです。出発点は奥多摩湖の無料駐車場で標高は532m、風張峠・1146mとの標高差は614m、距離は22kmです。





                    ダムサイトPの少し先にある大麦代園地駐車場
奥多摩湖にはダムに近いダムサイト駐車場とさらに少し先にある大麦代園地駐車場(何れも無料・トイレも完備)があります。

今回はダムを見ることも無いので大麦代園地駐車場にクルマを停め出発点としました。この日は梅雨の晴れ間がのぞく平日で、広い駐車場は閑散としていました。
                                 深山橋を渡った先を左折で三頭橋を渡る
駐車場から湖畔に沿って青梅街道(R411)と小菅道(R139)の分岐点・深山橋までは、奥多摩駅から丹波山までのコースと同じほぼ平坦の湖岸の道で、気持ちよく走れますが途中トンネルが幾つかあり、クルマの追い越しに注意しながら走ります。

深山橋を渡るとその先に小菅村と奥多摩周遊道路の分岐点があり、奥多摩周遊道路へは左折して三頭橋を渡ります。

ここから奥多摩周遊道路が始まりますが、ここまで約7km、三頭橋のすぐ先にある駐車場で最初の休息をとります。

ここから最初のガンバリは月夜見第一駐車場までの9kmで、途中信号機がある「山のふるさと村キャンプ場」への交差点までの3kmは緩い坂ですが、そこから平均斜度7%、所どころ10〜13%の九十九折が待っています。     
 
三頭橋のスグ先にある奥多摩周遊道路入口           最初の目標になる月夜見第一駐車場(ここまでが一番キツイ)
ようやく月夜見第一駐車場に着いたら奥多摩湖を眼下に望む展望を楽しみつつ休息します。この駐車場からは走ってきた青梅街道と奥多摩湖のダムサイトが見え、良くここまで上がって来たなア、と感慨ヒトシオです。このコースではここまでが一番キツく、この先は今まで程の傾斜はないのでヤレヤレです。
 
月夜見第一駐車場からは、走ってきた青梅街道と黄色の麦山橋や 奥多摩湖・ダムサイトが良く見える
奥多摩周遊道路最高地点・風張峠(1146m)        
月夜見第一駐車場からは、次の月夜見第二駐車場をそのまま通過して傾斜が緩くなったな〜と感じる地点に風張峠駐車場があり、その反対側に峠の棒標が立っていたので、ここまで来た証の写真撮影をしました。

ここから最終目的地点の檜原村都民の森までは下り坂の連続になりますが、途中都心方面の景色が良く見える浅間尾根駐車場があるので、できたら寄ってみることをオススメします。

都民の森は平日にもかかわらず大勢のライダーやローディーが来ていました。時間的にちょうどいいのでここでランチをとりましたが、売店にもおいしそうなダンゴなどがあったので、ランチを持参してくることも無かったなア・・と思いました。

 檜原村都民の森                          どう見てもトリのサイクリストに見えるオブジェ
都民の森から来た道を戻りますが、風張峠までは途中12%程度の傾斜もあり「こんなことなら風張峠で引き返せば良かった」と後悔するような登りです。

風張峠からは下りの連続で、結構長く感じます。この下り道はカーブ半径が割合大きく曲がった先も見えるので、安心してスピードを出すことができますが、二輪車が多くスピードも半端なく抜いてくるので、後ろから大きな音で接近してくるとやや怖い感じがします。なお三頭橋まで下ったその先の青梅街道も、奥多摩湖Pまで上り坂がほとんど無いので帰り道は非常にラクに走れました。

奥多摩周遊道路はヒルクラのコースとして多くのローディーが集まってきますが、都民の森までの往復コースでは、五日市側から登るより奥多摩湖側の方が良いような気がします。それは五日市側の檜原街道はコースの半分まではダンプ、バスを含めてクルマが多く、その先も数馬集落まで人家があるのに対し、奥多摩湖からはクルマが少なく、周遊道路に入れば人家もないスカイラインなので走っていて気分が違います。

特に途中の駐車場からは奥多摩湖や都心方面の眺望を楽しむことができ、また周りからセミの声や鳥のさえずりがウルサイくらいで、如何にも自然の中を走っているという醍醐味が味わえます(サルも多い)。ただし風張峠まではアップダウンがない登り一辺倒の坂道なので、それなりに覚悟とガンバリが必要だと思います。

「走ったところ」に戻る