お金のことを考えれば最初からロードバイクを買った方が経済的ですが、高齢者では、普段からスポーツに親しみ、体力や運動神経に自信がある場合を除き、クロスバイクから始めた方が良いと思います。 クロスバイクで一通りの経験をして、ロードバイクに乗ってみたいと思った時がロードバイクの買い時です。もしかしたらクロスバイクに乗り始めて、固いサドルやハンドルの振動に閉口して乗るのがイヤになってしまうかもしれません。 |
ロードバイクに乗ってみて、初めにクロスバイクとの違いが気になるのは前傾姿勢とブレーキレバーの操作(握り方)でしょう。 前傾姿勢はハンドルの取付け方でクロスバイク並みに持ち上げることはできますが、ブレーキレバーの握り方は慣れるしかありません。手が小さかったり握力があまりない場合は、最初に苦労するかもしれません。 しかし長距離走行では、このハンドルのように身体と縦方向に握る方が、クロスバイクのようにハンドルを平行に握るよりも疲れません。また握る部分が前後に変えられるので、疲労軽減のメリットがあります(クロスバイクにバーエンドバーを付ける理由の1つ)。 |
ママチャリを売っている街の自転車屋さんでもロードバイクを置いてある店はありますが、最初はスポーツバイクの専門店に行っていろいろなバイクを見ることをオススメします。 ほとんどの専門店にはロードバイクとクロスバイク、MTBが並んでいると思いますが、初めはそのメーカーの多さに驚くでしょう。 なおクルマのディーラーのようにメーカー専門の販売店や、1つのメーカーを主にしている店もあります。 |
いろいろなメーカーのモデルを比較する場合には、アルミフレ ームで105とか、カーボンフレームでアルテグラ、というよう な基準で比べます。 ただし同じコンポーネントでも、クランクやブレーキが別のメ ーカー(廉価版?)だったりするモデルもあるので、比べる時 には注意します。 また同じシリーズで価格が違うのは、コンポーネントのグレー ドの違いによるものが一般的です。なお年式の違いですが、大 きく変わる場合は別として、バイクそのものはあまり変わって いないことが多いので、常に新しい方が良いとは限りません。 |
中古ではないのですが、家電製品にもある「型落ちモデル」を探すのもアリです。新車モデルは夏から秋にかけて発表されますが、その後その年のモデルの値引き販売が始まります。 ただし人気メーカー・モデルはあっという間に無くなりますし、どの店で買えるかは情報が全てになりますので簡単ではありません。 さらにピッタリのサイズはなかなか見つけられませんが、小さいサイズは比較的在庫が残っているような気がします。 |