IC-705を固定で使う
◆ IC-705を固定で使う ◆ オートアンテナチューナー ATU-100 で 3.5MHzロングワイヤーアンテナ ◆ オートアンテナチューナー 専用エレメント CPATU |
◆IC-705を固定で使う
評判の IC-705 を購入していろいろ触ってみると、これは結構良いトランシーバーだ、と思うようになってきました。何よりも価格の割にはその機能が豊富でいろいろなことができるようになっており、QSOに関しては国内や近隣のDX程度にはこれで十分ではないか、と思います。出力が10Wなのは仕方がないのですが、これは筐体の大きさ(特に放熱に関して)妥当なところではないかと思われます。そこで IC-705 を本格的にシャックで固定機として使うためにいくつかの工夫を試してみました。
1.木製の台に固定
IC-705 は移動運用に便利な小型軽量ですが、いざこれを置いて操作しようとするとそのままでは動いてしまい片手で押さえて操作する、ということになってしまいます。そこで片手で触っても動かないように固定するために、木製の台を作ってこれに台座をボルトで固定することにしました。この台座はカメラ用で一時期 IC-705 には打ってつけ、とネットで紹介されていたものです。
2.アドニス卓上マイクの接続
もともと FTdx3000 用に使っていたアドニスの卓上マイクを IC-705 でも使えるような回路を作ってみました。アドニスマイクをIC-705で使うには、アドニスに用意されている変換ケーブルを使うのが一般的かもしれませんが、それなりの値段がするので手持ちの材料で作りました。なお変換ケーブルではマイクの電源にトランシーバー内部の電源を供給する配線がされていますが、他のトランシーバーと切替えることを検討しているので、マイクの電源は内蔵電池としてその配線はしていません。
製作上の注意点は IC-705 マイク音声入力とSTBY入力が同じピンを使っているので音声ラインに1μFのコンデンサを入れることと、アドニスマイクのSTBY出力が3V弱の電圧出力のため一工夫が必要です。とは言っても、アドニスマイクからのSTBY・電圧出力でトランジスタをON/OFFする回路だけなので簡単そのものです。
◆2mパワーブースターとスタンバイ回路
フリマで144MHzのリニアアンプをゲットしました。今は無き東野電機の2M-50Wで、小型(約18cm×11cm×3cm)、軽量(約760g)かつ古いモデルなのに外観はきれいで錆や汚れも見当たらず良い買い物でした。
早速出力を確認したところFM・1W入力で22W、3W入力で42W、6W入力で50W程度の出力が得られ買って正解だったと安心しました(フリマは手元に来て動かしてみるまでは分からない)。
しかしFMではキャリコン(キャリアコントロール:送信電波でリレーを動かす)が働くものの SSB ではキャリコンがうまく動かない、というか SSB では声が途切れたり小声になると送信が切れてしまうので、キャリコンは使わず(リレーを直接動かす)強制スタンバイにすることがほとんどですが、webを探しても回路図など関連情報を見つけることはできませんでした。
そこでリニアアンプを見ると後部パネルには9ピンのコネクタ/プラグがあり、プラグで結線されているのは2本(1つの短絡線)だけでしたので、試しにこのプラグを抜いてみるとキャリコンが働きません。
そこで底パネルを開けコネクタ配線とその周辺の基板回路を見たところ、やはりこのピンの配線はキャリコン関係の回路から結線されていました。そこでまず各ピンをテスターで当たったところ電源電圧より1V程度低い電圧のピンが一つだけ見つかり、このピンがリレーの駆動端ではないかと推定して、ほかのピンと順番に短絡してみたところ「ビンゴ」!、見事にリレーが動く配線を見つけることができました。この時の電流を見てみると5mA程度と小さく、これはリレーを直接動かしているのではなくキャリコン回路の一部として組み込まれているらしい、ということが分かりました。
一方IC-705の「SEND/ALC」出力は受信時に4.5V、送信時に0Vになるので、この論理を逆にしてリレーを駆動する回路を製作しました。
ここで12Vの電源はリニアアンプから供給しています。なお一応2回路分(AUX)用意してありますが、当初はジャンパー線を外しています。
◆Wfview リモートコントロールソフト
工事中
◆ICOM BA-S1 リモートコントロールソフト
工事中
◆ オートアンテナチューナー ATU-100 で 3.5MHzロングワイヤーアンテナ
工事中
工事中